「人間ドックは何歳から受ければいい?」
そのように悩まれている方もいるのではないでしょうか?
人間ドッグは20歳以上の成人であれば誰でもうけることができます。
人間の身体は「一見、元気そうにみえる」というときも、実は見えない病気が潜んでいる可能性があります。
年齢にかかわらず定期的に身体の健康チェックを行い、検診結果を確認することで自分の状態をしっかりと把握しましょう。それは食生活や運動など生活習慣の見直すきっかけとなり、生活習慣病などあらゆる病気の予防につながる効果があります。
本記事では、人間ドックを受けるべき年齢について解説していきます。
年齢別の検査項目や病院の選び方もご紹介するので是非参考にしてみてください。
目次
人間ドックとは?
人間ドックとは、身体の健康状態をチェックする健康診断の1種です。
病気は初期の状態では自覚症状がないことが多く、症状が現れて気づいたときには病気がかなり進行しているケースがほとんどです。病気の早期発見・早期治療につなげるためには、自覚症状の有無にかかわらず定期的に人間ドックを受けることが大切といえます。
さらに、自分の健康状態に合わせてオプションで検査を追加し、個人の希望や値段に沿った検査項目を設定できるところも人間ドックのメリットです。
健康診断では分からない病気の早期発見・早期治療につなげたい方は、定期的に人間ドックを受けて全身状態のチェックをしましょう。
人間ドックと健康診断の違いは?
健康診断は「労働安全衛生法」で義務づけられた年1回行われる検査で、企業が労働者の健康状態を把握する目的で行われます。
それに対し、人間ドックは任意の検査であり、ご自身で申し込む必要があります。こちらは病気の予防や早期発見を目的として、健康診断より広い範囲の検査を行います。
人間ドック と健康診断の違いについて、詳しくは[人間ドック 健康診断 違い]をご覧ください。
人間ドックと健康診断の違いや人間ドックを受けるべき理由について解説
女性特有の病気が分かるレディースドックとは?
レディースドックとは、人間ドックの基本的な検査項目にプラスして、乳がん・子宮がんなど女性特有の病気を検査できるコースです。レディースドックについて、詳しくは[レディースドックとは]をご覧ください。
人間ドックは何歳から受けるべき?
20歳以上の成人は誰でも受けられる
人間ドックは20歳から誰でも受診することが可能です。受診は任意で、何歳から受けなければならないという制限もありません。
推奨される年齢は検査項目によって違います。例えば子宮頸がん検診は20代後半から、乳がん検診は30代で検査することが奨められています。
人間ドックは病気の早期発見・早期治療を目的としています。総合的な人間ドッグの適齢は35~40歳程度を目安としていますが、自覚症状のない病気や早期に身体の異常を発見するためには年齢や健康状態に関係なく、なるべく早めに人間ドックやレディースドックを受けましょう。
会社の健康診断だけでは分からない疾患も多い
健康診断はおおまかに全身の健康チェックを行うもので、生活習慣の改善に役立ちます。しかし、検査項目が少ないため健康診断だけでは分からない疾患もたくさんあります。
会社員など事業に雇用されている人は、「労働安全衛生法」で年1回の定期健康診断を受けることが義務づけられています。そのため、「健康診断を受けているのに、人間ドッグを受ける必要があるの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
人間ドックには、健康診断より検査項目が多く設定されています。
健康診断でも行われる検査項目のほかに、胃内視鏡検査・腹部超音波検査・便潜血検査・血液検査(腫瘍マーカーなど)・胸部CT検査・肺機能検査など様々な検査を行います。これにより生活習慣病や、健康診断では見つからない「がん」を早期発見することが可能です。
会社の健康診断だけでは疾患を早期発見・早期治療するために、健康診断とあわせて人間ドックやレディースドックを定期的に行うことが大切です。
年齢別の人間ドックで受診するべき検査項目
人間ドックは20代から受けることができますが、年齢によって受けた方がいい検査項目は様々です。そこで、ここからは20~50代まで年齢別に人間ドックで受診するべき検査項目について解説していきます。
20代の場合
20代は病気の発生率が多くはなく、まだ身体の不調が現れにくい年代です。
しかし、近年の食生活の欧米化により、若年層でも生活習慣病になる方が増加しています。
また、20代に最も患者数の多いがんは子宮頸がんで、子宮がん(子宮頸がん+子宮体がん)に罹患する女性も増加傾向です。
育児や仕事で忙しい20~30代の若い世代こそ、定期的に人間ドックやレディースドックを受けてがんの早期発見・早期治療を目指すことが重要です。
20代のうちに受診した方が良い検査項目は、血液検査・尿検査・呼吸器検査・腹部超音波・胃がんを防ぐ効果のあるピロリ菌感染チェックなど人間ドックの基本検査です。また、女性の方は子宮頸がん検査・乳がんのエコー検査を受けておくことがおすすめです。
30代の場合
30代は自覚症状がまだ現れにくく、健康診断での異常所見も比較的少ない年代です。「まだ人間ドックを受ける必要はない」「健康チェックのために受けよう」などのように、個人の健康意識に差が生じてくる年齢層でもあります。
病気の発生率は高くないですが、アルコール摂取や仕事の多忙なスケジュール、食生活など20代と変わらない生活習慣による悪影響がじわじわと現れはじめます。仕事上では20代の頃よりも責任が増え、忙しい毎日に生活習慣が乱れがちな30代は、将来の健康のために人間ドックの受診を習慣づけしておくことが大切です。
また、女性の場合は結婚や出産をきっかけに女性特有の疾患が気になる方も多いでしょう。
子宮頸がんは20~30代、乳がんは30代後半から発生率が増加しはじめます。そのため、女性はとくに30代からレディースドックを受けることを推奨しています。
受診するべき検索項目は、将来の発生率が高い生活習慣病や消化器系がんのリスクを把握するため、血液検査(空腹時血糖・脂質・γ-GTP)や胃内視鏡検査・便潜血検査をメインとしたコースをおすすめします。なお、気になる症状があるときはオプションで他の検査を追加可能です。女性の場合は発生率の増加をはじめる子宮頸がん・乳がんエコー検査の検査を受けられるレディースドックを受けるとよいでしょう。
40代の場合
40代は糖尿病、胃がん、大腸がんなど病気のリスクが一気に高まり、本格的に人間ドックやレディースドックの受診が必要となる年代です。病気の心配が増える方が多く、人間ドックを受ける割合も増加していきます。
とくに女性は乳がん・子宮頸がんの発生率が最も多くなる時期です。
これまで人間ドックを経験していない方は40代になったのをきっかけに検査を受けましょう。
40代が受けるべき検査項目は、肺がんなど気管支疾患を調べる胸部CT検査、脳血管障害のリスクを調べる頭部MRI検査、心疾患のリスクを調べる心臓MRI検査、がんについて調べるPET-CT検査、肝臓・膵臓・腎臓などの内臓系疾患を調べる腹部超音波検査のあるコースをおすすめします。
また、女性の方は乳房X線検査(マンモグラフィ)や乳がんエコー検査、子宮頸がん検査もあわせて行いましょう。
50代の場合
40代を上回って病気のリスクが高い50代は、すでに定期的に人間ドック を受けている方が多い年代です。全身の健康チェックを行うだけでなく、自分の健康状態に問題がある箇所を重点的に検査を受けるとよいでしょう。
50代はがん検査(胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査・肺CT検査など)、脳ドックなどを受ける方が多いです。
ほかにも自分が体調を崩しやすい場所に関連したオプション検査を追加し、毎年健康状態のチェックを行うことで疾患の早期発見に努めることが大切です。女性は心と体の変わり目である更年期を迎え、様々な不調を感じやすくなります。
コレステロール値や血圧の変動、骨粗鬆症のリスクが高まるため注意しましょう。
人間ドックを受けられる病院の選び方
人間ドックを実施している場所なら総合病院、大学病院、クリニック、診療所など、個人で自由に選んで受診することが可能です。
病気の早期発見には、人間ドックを定期的に受診して、健康状態の変化を確認することが大切です。受診する施設は毎年通いやすい、自宅や職場、駅からの距離などアクセスしやすい施設を選びましょう。
「平日に仕事を休んで人間ドックに行くのが難しい」という方は、土曜日や日曜日も開院している施設だと通いやすいのでおすすめです。
さらに、受診する施設によって受けられる検査項目が異なっていたり、検査項目に実績のある専門医が在籍しているかという点も押さえておきたいポイント。また、建物や施設の外観が新しくオシャレな場所でも、十分な設備が整っているとは言い切れません。
人間ドックを受ける場所を選ぶ際には、必要な検査項目が設定されているか、医療の質が高い施設なのかをしっかりとチェックしましょう。
東京都の人間ドックなら東京千住・尚視会健診プラザへ
人間ドックは病気の早期発見・早期治療を目的に行う健康診断の1つです。
20歳以降は誰でも受診でき、会社の健康診断では見つからない疾患を発見することができるため年齢にかかわらず受診することが大切です。自分の健康状態に合った検査項目を設定し、定期的に受診しましょう。
そのためには、自宅や職場からアクセスしやすく、受けたい検査項目や設備が整った実績のある施設を選ぶことをおすすめします。
東京で人間ドックをお探しの方は、北千住駅から徒歩2分の東京千住・尚視会健診プラザへご来院ください。土曜日・日曜午後も通常通り開院しており、平日仕事で忙しい方も仕事を休むことなく受診していただけます。
人間ドックで行う胃カメラ・大腸カメラは、経験豊富な内視鏡専門医が内視鏡検査を行っています。
大腸カメラの前処置(腸内をきれいにするために下剤を飲む)の際は完全個室をご用意しており、ゆったりとした気持ちで下剤を飲むことができます。トイレも個室内に完備しているため、他の人の存在を気にすることなく快適に過ごすことが可能です。
また、当院ではレディースドックのプランもご用意しております。女性専用スペースを完備しており、女性医師・女性の超音波検査士が在籍しているため安心して検査を受けていただくことができます。
さらに、子宮がん検診では「検査の時にはお肌を露出するのは恥ずかしい」というお声に配慮し、メディカルアンダーウェアという使い捨ての検査・診察用使い捨てパンツを導入しています。
健診結果は画像含むすべてをオンラインで閲覧可能です。健診結果を当日中に確認したいというご要望にも対応させていただいております(別途料金がかかります)。
また、当院では、WEB予約を24時間承っており、電話でのご予約も可能です。本記事を読んで、この機会に人間ドックやレディースドックを受けてみたいと思った方は、東京千住・尚視会健診プラザへお気軽にご相談ください。
下記よりWEB予約が可能です。
施設紹介
尚視会健診プラザ・尚視会クリニック >>
ホームページ https://www.shoushikai-kenshin.com/
電話番号 03-5284-8149
住所 東京都足立区千住3-72白亜ビル
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