大腸がんは血液検査で分かる?大腸がんが疑われるときに受ける検査を解説

大腸がんは進行しないと自覚症状に乏しい疾患であるため、検査での早期発見が重要です。「簡単な血液検査で大腸がんが分かればよいのに」と思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、大腸がんと血液検査の関係や大腸がんの発見のために行う各種検査について、人間ドックに特化した健診センターである東京千住・尚視会健診プラザが解説します。

当健診センターでは、大腸がんの早期発見に有効な大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を静脈麻酔を用いて行うため、痛みの少ない検査が可能です。がんリスクの上がる40歳以上の方は、当センターでの大腸内視鏡検査の受診をご検討ください。

 

大腸がんは血液検査で分かる?

血液検査では、がんがある場合に異常値を示す「腫瘍マーカー」の数値を調べることはできますが、血液検査のみで大腸がんと診断することは困難です。

一般的に、大腸がんではCEAとCA19-9という腫瘍マーカーに注目し、基準値との違いを調べます。しかし、腫瘍マーカーは正常な状態や良性の腫瘍がある場合でも数値が上昇するケースがある上、早期のがんであっても正常値を示すことが多いです。

さらに、進行したがんでも異常値を示さない人が一定の割合で存在するため、血液検査のみで大腸がんの有無は判断できません。血液検査はがんを発症した人の手術後の再発チェックや、抗がん剤の効果判定の参考として用いられます。

 

大腸がんが疑われるときに受ける検査の種類

大腸がんはがんによる死亡数の統計において、女性の1位、男性の2位を占める疾患です。早期に発見し治療すれば完治できますが、かなり進行した状況にならないと症状が現れないため、積極的に検査を受けて早期に発見することが重要です。

ここでは、大腸がんの早期発見に役立つ検査を紹介します。

大腸がん検診

大腸がん検診は40歳以上の人を対象に、年に1回市区町村が実施している検診です。企業や健康保険組合が行っていたり、人間ドックに含まれていたりする場合もあります。

具体的には、2日間にわたって便を採取する「便潜血検査」を行います。

便潜血検査

便潜血検査は、採取した便の中に血液が混ざっていないかを調べる検査です。便の採取は自宅ででき、食事制限も必要ないため簡単に受けられる点がメリットです。

大腸がんやポリープがある場合、便が腸内を移動する際、便と病変の組織が擦れて便に血液が付着します。便潜血検査では目に見えない微量の出血も検知可能です。

しかし、便潜血検査にも以下のデメリットがあります。

  • 出血している病変しか検知できない
  • 早期がんは出血していない場合が多く、見逃されやすい
  • 痔でも陽性になる

上記のデメリットはありますが、簡単に受けられる検査であるため、大腸がんリスクの上がる40歳以上の方は大腸がん検診・便潜血検査を定期的に受けましょう。

直腸指診

便潜血検査で陽性になると、他の検査で大腸がんなどの疾患がないか調べます。

直腸指診とは、肛門から直腸に指を挿入し、医師が指の感触でしこりや異常の有無を調べる検査です。直腸にできたがんやポリープを調べられます。

注腸造影検査

注腸造影検査とは、肛門からバリウムと空気を注入してX線写真を撮る検査です。大腸の形が見えるため、がんの正確な位置や大きさ、形、腸の狭さなどが分かります。

注腸造影検査の前には、腸内をきれいにしておく必要があるため、前日から食事に気をつけ、当日は下剤を服用します。

大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は大腸カメラともいい、カメラの付いたスコープを肛門から挿入し、直腸から盲腸までの粘膜を観察する検査です。医師が腸壁を直接観察するため、便潜血検査でも見つからない出血していない病変も発見できる可能性が高いです。

また、大腸内視鏡検査では良性のポリープや早期がんを検査と同時に切除したり、病変の組織を採取し生検を行い、良性か悪性かの判断ができたりします。

大腸内視鏡検査も注腸造影検査と同じく腸内をきれいにするために、検査前の下剤の服用が必要です。

腫瘍マーカー(血液検査)

血液検査で調べられる腫瘍マーカーは、がんの診断の補助や診断後の経過観察、治療効果の測定を目的に用いられます。

腫瘍マーカーとは、がん細胞やがん細胞に反応した細胞によって作られるタンパク質などの物質です。大腸がんではCEAやCA19-9という腫瘍マーカーを測定しますが、前述のとおり腫瘍マーカーの値だけでは大腸がんの有無は分かりません。

大腸がんの診断において、血液検査は大腸内視鏡検査など他の検査の結果と併せて、医師が総合的に判断します。

 

血液検査・大腸がん検診なら東京千住・尚視会健診プラザへ

血液検査による腫瘍マーカーの値のみで、大腸がんの有無を判断するのは困難です。大腸がんを発見するためには、便潜血検査や大腸内視鏡検査を定期的に受ける必要があります。

大腸内視鏡検査は便潜血検査で陰性となった病変も発見できる可能性の高い検査であり、がんになる前のポリープの切除も可能です。

東京千住・尚視会健診プラザは内視鏡専門医が静脈麻酔を用いた苦痛の少ない大腸内視鏡検査を行います。当健診センターはレディースドックや女性専用の健診スペースを用意しており、女性にも安心して人間ドックを受けていただける点が特徴です。

「大腸内視鏡検査で下半身を露出するのが恥ずかしい」という方も多いですが、当健診センターで採用しているメディカルウェアは必要な部分のみ破れるパンツ型であるため、不必要な露出を抑えられます。

ぜひWebやお電話から、尚視会健診プラザの消化管ドックにお申し込みください。

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尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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