30代でも健康診断を受けるべき?健康上の注意点についても解説

「20代の頃より太りやすくなった」

「30代になって疲れやすくなり、徹夜がつらい」

「お酒が残りやすくなった」

そのように感じている方はいませんか?

仕事・プライベートともに充実し、人生にますます勢いづいてくる30代。

しかし、まだまだ若いつもりでいても体は正直です。結婚、出産、昇進、転勤などライフステージの変化が起きやすい30代ですが、「脂肪が付きやすく、痩せにくい」「寝ても昨日の疲れが残る」「すぐに息が上がる」など心身にも変化が起き始めます。

20代までは夜更かしをしたり飲み過ぎてもとくに問題なかったという方も、30代以降は不健康な生活や運動不足、睡眠不足がすぐに体の変化として現れるようになるでしょう。

本記事では、30代は健康診断を受けるべきなのか、健康上の注意点も踏まえて解説していきます。
心身の変化を感じ、健康診断の必要性を感じている方は是非参考にしてみてください。

30代の健康の注意点

20代から30代は変わると体の衰えを感じるだけでなく、実際に心と体の異常サインが現れはじめる年代です。

そこで、ここからは30代に起こりやすい病気について解説していきます。

30代はメンタル不調が多くなる

30代はすべての年代の中で最もメンタル不調を感じやすいことがわかっています。30代は40パーセント近くの方が心の病を抱えています(第10回「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果参照)。

仕事、結婚、出産、人間関係、家族、将来への不安などライフステージの転換期に当たる30代は様々なプレッシャーが重なり合い、心のバランスを崩しやすいです。

メンタルの不調が悪化すると、うつ病・不安障害・心身症などの疾患になってしまうリスクが高まります。

高血圧や脂質異常症が見られやすくなる

30代になると、健診結果に異常所見所見であるC、D判定がみられるようになり、高血圧や脂質異常の状態を指摘される可能性も高まります。

高血圧や脂質異常症を放置すると、血管がもろくなってしまう「動脈硬化」が少しずつ進行し、やがて脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、心筋梗塞など命に関わる合併症を引き起こしてしまうリスクを高めます。

カロリーの多い食品や塩分・糖分のとりすぎなど、習慣化してしまった食生活を改善するのは容易なことではありません。しかし、30代のうちから生活習慣を改善すれば将来の健康状態がよくなる可能性もあります。

特に、健康診断の結果で高血圧や脂質異常症を指摘された方は、無理のない範囲で生活習慣を改善していきましょう。何から始めればよいか迷った場合は、まずは食生活の見直しからはじめることをおすすめします。

生活習慣病リスクが高まる

30代はこれまでの生活習慣のツケが体の不調として出てくる年代です。

乱れた食生活、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過度のストレスなどの生活習慣が原因となって、糖尿病予備群や脂肪肝、前述した高血圧や脂質異常症など様々な異常が現れます。

このままの状態を放置すれば、40代、50代と年を重ねるごとに、借金が上からどんどん積み重なっていくように悪化の一途をたどります。

日本の三大死因であるがん・脳血管疾患・心疾患のリスクを高める動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症はすべて「生活習慣病」です。

これらは初期の状態ではほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行し、脳や心臓、血管などを破壊していきます。症状が現れて気づいたときには病状はかなり進行し、すでに命に関わるような恐ろしい疾患に移行しているケースも少なくありません。

そのため、定期的に健康診断を受けることによって生活習慣病を早期に発見することが大切です。1年に1回の健康診断で自分の健康状態を把握し、その結果を生活習慣の改善に活用し、健康状態を維持していきましょう。

 

30代女性は子宮頸がんも気にするべき

子宮頸がんは20~40代の女性が発症しやすいがんです。

とくに39歳以下は40歳以上と比べて子宮頸がんの罹患率が多くなっています。

また、2019年には子宮頸がんに10,879人が罹患し、そのうち2,887人が死亡しています。

子宮頸がんの原因は、性行為で感染する「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスの感染によるものです。

感染すると「子宮頸部異形成」という状態になり、治療せずに放置した場合に子宮頸がんまで進行してしまうことがあります。

子宮頸がんはかなり進行するまで自覚症状がほとんどなく、自分で気づくことは難しい疾患のひとつです。

定期的にがん検診を受けていれば、がんになる前段階(異形成)の状態で発見することも可能です。異形成の状態では子宮を摘出することなく治療が行えるため、今後の妊娠や出産を考えている方にも影響を及ぼしにくいでしょう。

早期発見で治療することが可能ながんであるため、30代女性は定期的に子宮頸がん検診を受けることをおすすめします。

 

30代から重大な病気にかかるリスクは高くなる?

重大な病気と言えば、脳出血や脳梗塞などの「脳血管疾患」や心筋梗塞や狭心症などの「心疾患」が挙げられるでしょう。

厚生労働省の「患者調査」では、2017年の脳血管疾患の患者数は111.5万人となっており、30代はそのうち男性約2000人、女性約2000人となっています。40代、50代と年を重ねるごとに患者数は増え、50代男性では1.7万人、女性は1万人に増加します。

心疾患の患者数は70万人で、そのうち30代は約4000人、女性は約1000人程度です。こちらも徐々に増加し、50代では男女合計で5.4万人に増えています。

脳血管疾患や心疾患は「生活習慣病」と呼ばれ、生活習慣の乱れを原因として発症する病気です。20代や30代の若いときに不健康な生活を送った結果、将来的に命を脅かすような重大な疾患に罹患するリスクは高まります。

脳血管疾患や心疾患を予防するためには、定期的に健康診断を受けて健康状態のチェックを行い、健康診断の結果を参考に生活習慣の見直しをすることが大切です。

 

30代は健康診断と人間ドックのどちらを受けるべき?

30代は自分の健康状態を気にかけていない人が大多数を占める年代です。それは厚生労働省が毎年実施する「国民生活基礎調査(令和4年)」で、がん検診の受診者が30~60代の中で30代が最も少ないことからも明らかでしょう。

しかし、自覚症状がないまま体をむしばみ、症状が現れたときにはかなり進行してしまう疾患もあります。健康診断や人間ドックを受けることで、無症状で進行する疾患を発見し、早期に治療に治療につなげることができるという大きなメリットがあります。

一般に健康診断は会社や学校などで年に1度受診している方も多く、「検診は受けてるけど、人間ドックも受ける必要があるの?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。

そこでここからは、健康診断と人間ドックどちらを受けるべきか解説していきます。

結論を言うと、「健康診断」と「人間ドック」は両方とも受けることが重要です。

健康診断は、人間ドックよりは簡易的ですが、全身の健康状態のチェックに役立ちます。例えば高血圧や肥満を指摘されたら食生活や運動習慣の改善の必要があり、貧血と指摘されたら鉄分摂取の必要性が明らかになります。健康診断の結果をしっかりと把握し、生活習慣の改善に活用することで重大な病気を防ぐことにつながります。

「健康診断」は病気の予防を目的としているのに対し、「人間ドック」は病気の早期発見や早期治療を目的としています。健康診断より多くの検査項目を設定しているため、がんなど健康診断では見つかりにくい病気や将来の発症リスクを把握することができます。

会社や学校などで健康診断を受けている方も、病気の早期発見・早期治療につなげるため、定期的に人間ドックを受診しましょう。

東京千住・尚視会健診プラザでは、画像含むすべての健診結果をオンラインでチェックすることが可能です。健診結果をすぐに確認したい方には、即日対応させていただいております(別途料金がかかります)。

胃カメラ・大腸カメラを行うのは、経験豊富な内視鏡専門医です。

また、大腸カメラの前処置(下剤を飲んで、腸の中をきれいにする)の際は完全個室をご用意しています。一人でゆったりとソファに座り、リラックスした気持ちで下剤を飲むことができ安心です。トイレも個室内に完備しているため、他の人の存在を気にすることなく快適に過ごしていただけます。

 

30代の女性はレディースドックを受けましょう

レディースドックとは、一般的な人間ドックで受けられる基本的な検査項目にくわえて、女性特有の疾患のリスクを一緒に検査することのできる「女性のための人間ドック」です。

人間ドックを受けようと考えている30代女性は、ぜひレディースドックを選んでいただくことをおすすめしています。

ここからは、レディースドックで分かる病気や検査項目について解説していきます。

レディースドックで分かる病気

レディースドックでは、人間ドックで分かる病気だけでなく、女性特有の疾患を見つけることが可能です。

病院やプランによって検検査できる疾患は異なりますが、人間ドックで分かる病気(がん、高脂血症、糖尿病、脳血管障害、心筋梗塞)に加えて、当院では乳がん、子宮頸がん、子宮体がんの検査を設定しております。

レディースドックの検査項目

レディースドックでは下記の検査を受けることができます。

  • 内科診察

:医師による問診、診察を行います。

  • レディースドック血液検査

:血液を採取して性感染症の感染の有無・ホルモンの状態・肝臓や腎臓の状態などを検査します。

  • レディースドック尿検査

:尿を採取し、妊娠の有無や尿糖・尿タンパクの有無を検査します。

  • 胸部X線検査

:胸部にX線を照射し、食道・肺・気管・気管支・心臓・大動脈・肺の間にある縦隔・肋骨などの異常などを調べる検査です。

  • 乳がん検診(マンモグラフィ)

:乳脳を板ではさみ、つぶした状態でX線撮影を行う乳がんの検査です。

  • 子宮がん検診(子宮頸がん検診・子宮体がん検診)

:子宮がんを発見するための検査です。当院では「メディカルアンダーウェア」という使い捨ての検査・診察用使い捨てパンツを導入しています。

  • 乳腺エコー検査

:乳がんの検査です。当院では、乳腺エコー検査は女性の超音波検査士が担当します。

  • 骨密度測定

:骨粗鬆症の検査です。

東京千住・尚視会健診プラザでは、乳がんのエコー検査は女性の超音波検査士が対応、土日も女性医師が在籍しているため、検査中や診察中に分からないことや心配なことを聞きやすく、安心して検査を受けていただけます。

また、検査の待ち時間に使える女性専用スペースをご用意しています。検査の合間に男性と遭遇するなど、余計なストレスを感じることなく落ち着いて過ごすことができます。

さらに、当院では子宮がん検診時に使える「メディカルアンダーウェア」という使い捨ての検査・診察用使い捨てパンツを導入しています。「検査の時にはお肌を露出するのは恥ずかしい」というお声に配慮し、検査に必要のない部分は隠したまま子宮がん検診を受けていただけます。

 

30代の健康診断や人間ドックは東京千住・尚視会クリニック 健診プラザへ

本記事では30代の方の健康上の注意点をはじめ、健康診断や人間ドックの必要性、レディースドックで分かる疾患や検査項目について解説しました。

働き盛りとも言える30代は仕事、人間関係、結婚、出産など様々な原因でストレスを抱えやすく、生活習慣による影響を受けやすいという特徴があります。前述したメンタル不調や生活習慣病は、ストレスや生活習慣に深く関わっており、放置すれば重大な疾患にかかってしまうリスクが高まります。

心身ともに異常サインを出しはじめる30代は、実際に健康診断で異常所見が現れることも少なくありません。30代でがん検診を受けている方は少ないですが、健康診断では分からない疾患を早期発見するためには定期的に人間ドックを受けることをおすすめします。

東京で人間ドックやレディースドックを受ける際には、北千住駅から徒歩2分の東京千住・尚視会健診プラザへご来院ください。日曜午後も通常通り開院しているため、平日仕事を休みにくいという方も受診していただくことが可能です。

当院は女性専用スペースを完備しており、女性医師も在籍しているため安心して検査を受けていただくことができます。

健診結果は画像含むすべてをオンラインで閲覧可能です。健診結果をすぐに確認したい方は、即日対応させていただいております(別途料金がかかります)。

また、当院では、WEB予約を24時間承っております。また、電話でのご予約も可能です。本記事を読んで、一度人間ドックやレディースドックを受けてみたいと思った方は、東京千住・尚視会健診プラザへお気軽にご相談ください。

下記よりWEB予約が可能です。

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住所 東京都足立区千住3-72白亜ビル
4F健診プラザ 5F尚視会クリニック

診療時間
8:00~12:00
14:00~17:00

※受付時間は8:00~10:30、13:30~14:30になります。

アクセス

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尚視会での内視鏡検査・診察は24時間予約を承っています。

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