健康診断は、労働安全衛生法により会社員や労働者の場合、1年に1度の定期受診が義務付けられています。会社の健康診断を自分で予約するには、企業が指定した医療機関で受診する、または個人で健康診断を受けるよう指示されることも。そんなときに予約方法がわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、企業の健診について検討中のご担当者様、健康診断ができる医療機関をお探しの方に向けて、健康診断における予約の流れや注意点を解説します。
足立区にある東京千住・尚視会健診プラザは、企業健診をはじめ、人間ドックやレディースドック、がん検査などさまざまな健診を行っております。北千住駅からのアクセスも良く、徒歩2分でお越しいただけます。また、女性専用スペースを用意し、検査は女性スタッフが担当しておりますので、女性の方も安心して検査にお越しください。
目次
会社の健康診断を自分で予約するには?
会社の健康診断を自分で予約するには、企業が指定した医療機関で受診する、もしくは従業員が自分で医療機関を選んで受診する2通りがあります。
予約する方法は、企業が指定した医療機関、自分で選ぶ場合は企業健康診断を実施している医療機関へ電話やメールで問い合わせをしていただく必要があります。予約の際には、企業健康診断とお知らせいただき、担当者が必要な情報を細かくヒアリングします。
会社の健康診断の予約に必要な書類(準備)
企業健診の担当者は健康診断の予約をする前に、実施する時期や受診する医療機関の選定など事前準備をしておかなければなりません。ここでは、事前に準備が必要な項目について解説します。
実施する時期を決める
企業は従業員に対して年に1回以上、健康診断の実施が必要です。実施する時期については、法律で指定していないため、いつ実施してもよいことになっています。一般的に春頃に実施する企業が多いです。
しかし、繁忙期に健康診断を実施するとなると、業務に支障をきたし受けられない従業員も出てくる可能性があります。そのため、組織の状況を確認したうえで時期を検討するのがよいでしょう。
また、健康診断の日程を複数設けることで、従業員が自分のスケジュールに合わせて選べるので、受診しやすくなります。
健康診断の種類を把握する
健康診断には大きく分けて「一般健康診断」と「特殊健康診断」の2つの種類があります。一般健康診断は下記の5つに分類され、「定期健康診断」は最も一般的な健診で、定期健診とも呼ばれます。毎年定期的に従業員の健康状態をチェックするために行われます。
一般健康診断の種類 | 対象となる労働者 | 実施時期 |
---|---|---|
雇入時の健康診断 (安衛則第43条) | 常時使用する労働者 | 雇入れの際 |
定期健康診断 (安衛則第45条) | 常時使用する労働者 (特定業務従事者を除く) | 1年以内ごとに1回 |
特定業務従事者の健康診断 (安衛則第45条) | 労働安全衛生規則第13条第1項第2号に掲げる業務に常時従事する労働者 | 左記業務への配置換えの際、6ヶ月以内ごとに1回 |
海外派遣労働者の健康診断 (安衛則第45条の2) | 海外に6ヶ月以上派遣する労働者 | 出国、帰国時それぞれ |
給食従業員の検便 (安衛則第47条) | 事業に付属する食堂または炊事場における給食業務に従事する労働者 | 雇入れ、配置替えの際 |
出典:厚生労働省「労働安全衛生法に基づく健康診断を実施しましょう~労働者の健康確保のために~」
定期健康診断は、下記のいずれかの条件にあてはまる従業員に対して実施しなければなりません。
- 正社員
- 週30時間以上勤務している従業員(アルバイト・パート職員も対象)
- 正社員の勤務時間の4分の3以上勤務している従業員
- 契約して1年以上あるいは1年以上契約する見込みの契約社員
定期健康診断以外の健康診断は、従業員の中でも特定の条件を満たした場合のみ受診が義務化されています。定期健診とは受診時期が異なる場合があるため、確認が必要です。
» [雇用時健康診断]の記事に内部リンク
健康診断をどこで実施するかを決める
会社の健康診断は、下記3つのケースがあるため、どの健診方法が適切かを検討する必要があります。
- 医師または健診車を招き、会社で集団健診を行う
- 会社が指定した医療機関で健診を受ける
- 労働者が任意の医療機関で健診を受ける
健康保険組合の補助金を利用する場合は、組合が指定している医療機関を選びましょう。
その他会社の健康診断で留意するべきこと
会社の健康診断の予約に関して、いくつか覚えておくべき注意点があります。下記のような事態が発生する可能性があるため、把握しておきましょう。
社員に特定のかかりつけ医がいる場合
社員に特定のかかりつけ医がいて定期的に検査している場合があります。ほかの医師が行う検査が健康診断の項目と重複する場合、健診項目を一部省略できます。ただし、健康診断結果の提出と、企業検診を担当している医師の許可が必要になります。
健康診断を拒否されてしまった場合
従業員が健康診断を拒否するのなら、受ける義務があることを明確に伝えることが大切です。企業は、労働安全衛生法により従業員に健康診断を受けさせる義務があるため、拒否することはできません。
たとえ従業員の意思で健康診断を拒否し受診しなかった場合でも、企業は労働安全衛生法違反となり、50万円以下の罰金を科せられるおそれがあります。このような事態を避けるためにも、従業員にしっかりと説明する必要があります。
まずは「健康診断は法律によって定められた義務であること」や「受ける目的」を周知しましょう。健康診断が「義務」だとわかれば、多くの従業員が優先度を上げて対応してくれるはずです。
会社での健康診断を拒否している場合には、自身で医療機関へ受診してもらい、必ず診断結果を提出してもらうようにしましょう。
社員がオプション検査を希望する場合
健康診断に追加でオプション検査をつけたいと従業員から希望されることも珍しくありません。がん検診や子宮頸がん検査、乳がん検査などオプション検査を希望する場合は、自己負担となります。
加入している健康保険組合によってはオプション検査や人間ドックの費用補助を行っているため、申請について事前に案内しておきましょう。
健康診断なら東京千住・尚視会健診プラザへ
今回は、健康診断の予約の流れ、注意点について解説しました。健康診断の実施は、企業に法で定められた義務であり、従業員の健康状態を管理するためにも必要不可欠なものです。
また、従業員の健康に配慮し健康管理を徹底して行うことは、業務効率の向上や活気ある職場づくりにつながります。企業のパフォーマンスを上げていくためにも、健康診断を適切に行い、従業員の健康管理を徹底して行いましょう。
企業健診についてご検討中の担当者様、健康診断を受診できる医療機関をお探しの方は、東京千住・尚視会健診プラザへお気軽にお問い合わせください。当院は、企業の健診をはじめ、人間ドック、レディースドック、がん検診などさまざまな健診を実施しています。北千住駅からのアクセスも良く、徒歩2分でお越しいただけます。
さらに、女性専用フロアのご用意、下半身の露出に配慮したメディカルウェアを導入しております。婦人科の検査は女性スタッフが担当しているため、女性の方も安心して検査を受けていただけます。
診察・検査は平日に加えて土曜日・日曜日も行っていますので、ご都合の良い日を選んでお越しください。
当院の外来診療の予約は、WEBで24時間受け付けているため、来院から検査までの流れもスムーズに行うことが可能です。院内での待ち時間削減にもつながりますので、ぜひご予約の上、お越しください。
施設紹介
尚視会健診プラザ・尚視会クリニック >>
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